一般的な塗料の成分は、合成樹脂・顔料・添加剤・溶剤などです。塗装をして溶剤が蒸発すると、合成樹脂が固まっていき、顔料や添加剤が混ざった塗膜になります。
合成樹脂は塗装する製品に付着したり、顔料を分散させたりして塗膜を作るための主成分です。アルキド樹脂・アクリル樹脂・ウレタン樹脂・シリコン樹脂など様々な種類があり、それぞれ耐久性が異なってきます。
顔料とは、色彩を出すのが主な役割です。顔料によっては塗膜の肉もち感を上げたり、熱や錆を防いだりする効果のある顔料もあります。
添加物は防腐・防カビ・防錆などの性能を上げる効果の他にも、塗膜を均一にする役割もある成分です。
溶剤は塗料を液体にして塗りやすくするために使用されます。水性の塗料には溶剤として水が使用され、油性やラッカー系の塗料にはシンナーなどの有機溶剤が使用されることが主です。
塗料は水性、油性、ラッカー系に大きく分類することが出来ます。
水性塗料はニオイが少なく乾燥も比較的早いことが特徴です。道具や手についた塗料も簡単に落とすことが出来るので、DIYなど初心者でも扱いやすい塗料と言えます。
油性塗料は光沢が良く、鉄の錆びに強いことが特徴です。ラッカー系は素早く乾燥することと、光沢が非常に良いというのが大きな特徴です。スプレー塗料としてよく使用されます。
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